【解説】
「七人ぐらいの兵士」(2000年)、「JOKER」(2004年)と演劇史上最高の笑いと感涙を呼び起こしたカンパニーが帰ってくる!!
明石家さんま、生瀬勝久、そして演出にはこの夏公開の初監督作品の映画「花田少年史・幽霊と秘密の
トンネル」が話題の水田伸生。今回脚本を手掛けるのは、明石家さんま主演のドラマや「相棒」等
シリーズ物の脚本など、ヒット作品の仕掛け人、輿水泰弘。
またキャストは、宝塚歌劇団元花組トップスターで、退団後はTV、CFにも活動の場を拡げている真矢みきを迎え、舞台からTVまで活躍中の個性派俳優たちが集結!!
【STORY】
大阪は道頓堀あたり。
喜劇役者・奈良野小鹿の一座が今日も市井の人々相手の喜劇を披露している。
しかし、ときは戦時中、芝居も戦意高揚のための国策狂言などが奨励されるご時世。
小鹿たちの一座もとかく特高警察の厳しい監視にさらされている。
そんなことはおかまいなしの小鹿は、
こんなときこそ民衆が喜ぶ笑いの芝居をと、周囲の忠告には聞く耳持たず、
挙句の果てにはお上相手に一泡ふかせてやろうなどとする始末。
小鹿には気風のいい女房、琴子がいるのだが、
この小鹿、女にも金にもだらしなく、いつも琴子は苦労ばかり。
そんな小鹿がある日やくざを相手に多額の借金をしてしまう。
しかも、とんだものを担保にしたことから、大騒動へと発展する。
そんな中、小鹿たちの暮らし上にも戦争の影は覆いかぶさっていく……。